特定非営利活動法人 湿式仕上げ技術センター 快適な住まいの為に


特定非営利活動法人 湿式仕上げ技術センター 設立主旨

特定非営利活動法人湿式仕上技術センター定款(抜粋)

第1章 総則

( 名称)
第1条 この法人は、特定非営利活動法人湿式仕上技術センターという。 
(事務所)
第2条 この法人は、主たる事務所を東京都千代田区神田和泉町1番地94扇ビルに置く。

2 この法人は、前項のほか、従たる事務所を大阪府大阪市北区豊崎五丁目8番地14植田ビルに置く。  

第2章 目的及び事業 (目的)

第3条 この法人は、一般市民及び建築関係者に対して、住宅や学校、施設 などの建築物に多く使用されている塗装仕上げや左官仕上げなどの湿式内外装仕上げに関する品質と安全向上、環境保全、維持保全等の調査研究、講演・講習、 相談、情報提供等の事業を行い、市民が安心して暮らせるまちづくりと建築物の保全を通じて、広く公益の増進に寄与することを目的とする。

(特定非営利活動の種類)
第4条 この法人は、前条の目的を達成するため、次に掲げる種類の特定非営利活動を行う。
(1) 社会教育の推進を図る活動
(2) まちづくりの推進を図る活動
(3) 環境の保全を図る活動
(4) 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動

(事業)
第5条 この法人は、第3条の目的を達成するため、次の特定非営利活動に係わる事業を行う。
(1) 湿式内外装仕上げに関する調査研究事業
(2) 湿式内外装仕上げに関する講演・講習事業
(3) 湿式内外装仕上げに関する相談事業  
(4) 湿式内外装仕上げに関する情報提供事業


設 立 主 旨 書(抜粋)

  1 趣 旨
 住宅や建築物に使用される内外装仕上げには、工場で生産されたボード、パネル等の製品を内外壁に取り付ける「乾式仕上げ」と、現場で塗料やモルタルなどの液体状の半製品を内外壁に塗り付ける「湿式仕上げ」とがあります。
 特に湿式仕上げについては、比較的廉価で様々な模様や色の表現ができることから、住宅、学校、施設などの建築物の内外装仕上げに幅広く、大量に使用されています。また、近年建築物ストックの増加に伴って内外装の塗り替えや、リフォームの需要も増えています。
 しかし、材料の選び方・使い方や維持管理によっては、比較的早い 時期に不具合や欠陥が生じ、耐久性・居住性ばかりでなく建物の資産価値や美観、そしてまち全体の景観にも影響します。また、最近では地球環境の保全やシッ クハウス問題もクローズアップされ、塗料等に含まれるVOC(揮発性有機化合物)の低減やライフサイクルアセスメントへの国民の関心も急激に高まってきま した。
 このような背景から、環境や健康への影響あるいは資源問題を踏まえたうえで、建物をより美しく、良質で長期間維持し、市民が快適でより安全な暮らしを営むことが今後の重要な課題となっています。
 これらを解決する手段として、湿式内外装仕上げに関する一般市民の知識の向上や、市民と建築関係者との相互理解、あるいは安全向上のための調査研究及び情報提供、相談の場が必要と考えられます。
 よって私たちは、非営利の「湿式仕上技術センター」を設立し、建物の湿式内外装仕上げに関する調査研究を行うとともに、広く一般市民や建築関係者に対して情報を提供することによって、啓蒙をはかり、良質な建物の保全と健全なまちづくりを目指し公益の増進を図ります。
 しかし、活動を実施する上で資産の保有や銀行口座開設などの際に 支障が生じることも予想されるため法人化は急務です。また、私たちの会の役員はほとんどがボランティアで参加しており、営利を目的とする団体ではないので 会社法人はふさわしくなく、市民すべての人々が健やかに安全に暮らせる社会貢献という観点からも、特定非営利活動法人の設立が望ましいと考えています。